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『セブン』(1995/米/サスペンス)
2005 / 11 / 09 ( Wed ) 18:37:44

ネタバレしています

始まり30分 非常によいです!
ラスト5分前からの10分 非常に良いです!
その間の1時間20分ほど、ほどほど良いです!
そんな感じかな
う~ん、すごく面白いのです 七つの大罪を題材に選んだのも良いし、ストーリー全体も面白いと思う
でも、この映画はどうしても、そういうお話の部分を忘れてしまうところに最大の長所と短所があると思う
実際お話の部分では、サスペンスで、ものすごく頭の良い(?)犯人だとしたら甘さがそこここにある(部屋の話は別に良い 計算っぽいから) だから、それは置いておくのだけれど、フィンチャーの映画は本当に映像というもので、雄弁に語りすぎる
それはまさに素晴らしく、なかなか手に入れられない希有の才能であると思う
音楽業会で働いてきただけあって、どこかプロモ的な印象がある、非常にリズムが良い映像を追うだけで大変楽しい
ただ、バランスがどうしても映像側に寄りすぎてしまったような感が否めない
このフィンチャーの操る流麗で饒舌な映像の圧倒的質量(重量感、存在感)に置いては、俳優達の演技やストーリーが負けているように思える
だから、ブラピやモーガン・フリーマン、そしてケビン・スペイシーの演技までもが、映像に呑み込まれてしまっている感じで、存在が消されてしまっている
多分この美術では、どうにもシリアスな映画は不向きのように思える
逆にそういう部分のバランスがぴったりとしたのは、このセブンの正統派の演出に比べ、突飛な演出であったファイトクラブの方だったように思える
こちらの映画の方がブラピの演技や、あのブラック・コメディ調のお話などは、映像の雄弁さに支えられ、ますます輝きを伴った最高の形で、この世に現出されたと思う
それにしても、あのラスト付近の高圧電線の映像は、思わず唸ってしまった
鳥肌が立つほど素晴らしい映像(ちょっと十字架も意識しているのかな)
逆回しのエンドロールや始まりのタイトルロールなども非常に秀逸
DVDのメニュー画面も余りに素敵で蹌踉めいた

お話の方は少しラストのブラピの動機が希薄かな
描き方のせいかもだけど
監督の映画の撮り方も脚本、よりも自分が取りたい映像かどうかといった感じもあります

★★★☆☆(2004.4.22/DVD)


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『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(1992/米/ドラマ)
2005 / 10 / 03 ( Mon ) 03:35:55
※ネタバレしてます


「君の心配事の重みで車のスピードが落ちている」だって。何だか素敵な言葉ですね
この映画はラストのあの学校裁判が良いわけでもなく、チャーリーがみんなに認められて良かったというわけでもない。
この映画の主役は二人のその心の近づき方だ。
これが抜群に良いから、様々なエピソードが心に残る。このアル・パチーノとクリス・オドネルの表情が絶品。本当にすばらしいと思う。
この映画の勿論、一番の盛り上がりシーンは、途中の二人が泣きながら、話をするあのシーン。話している内容は普通なのに、何故か二人の目からこぼれる涙。二人が一歩近づいた瞬間だと想うのですが、あそこは本当にじーんと来る。フランクがあそこまで小さく見えたのも、あのシーンだけ。
それが逆に嬉しくなってしまったりする。
フランクは実に不器用な人間で、自分が人間嫌いのように装っているけれど、本当は寂しいんだと思う。すぐ女性を口説くのもそのせいなんだろうなあ。
好きなように生きているけれど、本当はチャーリーみたいな人に傍にいて欲しかったのかな。最後の子どもたちに声を掛けるフランクは、本当に最初とは別人!
お互いにこんな良い影響を与えられる人っていない。本当に奇跡のような関係にラストはなったと思います。

個人的にはやっぱりフェラーリを運転するところと女性とタンゴを踊るところがとっても好きです。この映画は淡々と、静かに描くのなら、もう本当に静かに描き出せると思うのだけれど、明るくコメディみたいなテンポの良さがあるので、そこまで暗くならず、そして説教臭くならず、面白く見られるので良かったです。
この監督、ミッドナイトランを作った監督さんらしいです。成る程、あのフェラーリ疾走の臨場感や、このちょっと間抜けな空気はそんな感じです。

ラストはちょっと説教臭くなってしまって私的には少し盛り下がった感もあるのですが、二人のその表情が本当にラスト良かったので、にこにこでした。

アル・パチーノの演技については何も言うことはありませんです。本当に目が見えないのか、本当に具合が悪いんじゃないかと思うほどです。最初はアカデミーだから、どうせ盲人の役ってだけでよこしたんだろうなんて思ったのだけれど、違いました。アル・パチーノのあの表情の変化!人間って目で半分くらい表情を語ると思うんですよ。しかもアル・パチーノはあの目が魅力的だというのに!その目を全く殺して、しかもあまり表情を出さない偏屈じいさんの役なのに!あの美しいグラデーションのような表情変化・・・。ため息が漏れるほど素晴らしいです。

この映画は勿論ストーリーも良いです。そして、それを演じきった役者も本当にすばらしい。どちらが欠けてもこんなに良い映画にはならなかったでしょう。心が温まるヒューマンドラマ。なんてちょっと照れが入るけれど、本当に純粋に心がほっと安まりました。素直に見て良かったと思える作品です。


★★★★☆(2004.10.2/DVD)

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