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『パリ、18区、夜』(1994/仏/ドラマ)
2006 / 04 / 07 ( Fri ) 20:30:30
ネタばれ


非常に邦題が綺麗な映画です。印象的ですし。個人的には原題よりも好きです。この単語を並べただけの、言葉の並びもこの映画に合っていると思います。

非常に独特な映画です。パリ18区に住んでいる、人々の群像劇とでもいった方がいいのかしら。それでも、ちょっとした繋がりはあるのです。あの人と、この人実は同じ所に住んでいるんだ~とか小さな発見が結構ある。
それでも、一回見ただけではちょっと判らないかもしれない。
雰囲気は不思議な感じなので、もう一回見たら非常に面白くなるような気がするのですが、今はこの点数で。
お話というか、雰囲気に惹かれる。
これがパリ18区の雰囲気なのかもしれないけれど、何だか寂しい気がする。もの悲しさがこの街を覆っている気がする。
一見、無関心を装っている感じなのに。この映画、最後まで他人なのです。出てくる登場人物が。それがさらっとしていて、観客との距離も感じさせる。いつまで経っても映画に入り込めなくて。不思議。本当に不思議としか言えないです。

結局この物語の大まかなストーリーは何になるのかな。老女強盗殺人事件の話なのかな。それぐらいしか、時間経過を感じさせるものがなくて。
それにしても、あのリトアニアから来ていた、女の子が非常に美人さん。凄く可愛かった。フランスが外国人(フランス語を喋っていない人)に冷たいというのも確認できたことだし。
この国は面白い。フランス語を喋っていない人を外国人という。フランス語を喋り、フランス文化にとけ込んだら、外国人ではなくなる国。実際映像で見ると、知識だけの時とは違いますね。実感できます。

挿入歌のシャンソンが全部、良い歌でした。シャンソンも切ない響きを持っているから、この映画にぴったりな気がする。
個人的に好きなシーンは、あのリトアニアから来た女の子が、殺人事件の犯人である彼の写真を拾い上げるところ。一緒にコーヒー飲んだりだとか。やっぱりちょっとしたそういう繋がりは、不思議な感じがする。私たち、観客は彼らを二人とも知っているのに、映画の中の彼らは、それでも疑いようなく、他人だから。

フランス映画らしい、彩色だったと思う。この光をめいっぱい当てない感じだとか。
特に中盤のあのテノと子供が屋上にいるとき、青の場所に赤い光が差しているところ。
これが、元々の夜の黒と合わさって、非常に深く表現されていて、思わず唸る。やっぱり青と赤の使い方が印象的でした。


★★☆☆☆(2004/4.27/ビデオ)

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『普通の人々』(1980/米/ドラマ)
2006 / 04 / 07 ( Fri ) 20:22:56
ネタばれ!



ロバート・レッドフォード初監督作品にして、何とアカデミー賞主要三部門取ってしまった作品。
この作品が受賞したのは判るし、とても良い作品。
個人的には「息子の部屋」を思い出しました。
やっぱり欧米の方々の、家族の考え方というものが良く出ていると思う。
個人的にはラストシーンも非常に良いですし、あのお母さんが出て行く結果も別に悪いとは思わないのですけれども、欲を言うならば(彼女が主演なのだから)もうちょびっとだけ彼女の最後の心理を見せて欲しかったです。ちょっとだけおいてけぼりな気がしてしまったので。

家族の崩壊、再生(個人としての)を描いたこの作品ですが、前述通りレッドフォードが監督なのです。レッドフォードがこのような作品を作るとはよもや誰も思うまい。
それほど、彼の監督としての力量の前に、とにかくこの人は非常に優しい人なんだなあ、と思ってそこに一番嬉しくなってしまう。何て言うのかな、作品が非常に真っ直ぐでしょう。彼の素の部分を見られた気がして。

凄く淡々としています。
題材は、長男は溺死してしまうし、次男は自殺未遂をしてしまう。これは映画の中で描いたら、相当のインパクトであり、かつ良い事件になるのに、敢えてそれが全て終わった後、もうぎこちなくなってしまった後の家族の描写から始まるのが、きっとレッドフォードのこだわりだったのだろうな。彼が描きたかったものがよく判る。家族のぎこちなさ。特に母親と息子の関係は抜群の描き方だと思う。父親のおどおどした姿も実に印象的。
個人的には、ラスト付近で息子が母親を抱きしめたときに、何かに気付いたように固まっていた母親が印象的。恋をしてちょっとずつ前に進み始めた息子の表情が見ていて嬉しかった。カレンが自殺してからの描写は素晴らしいものがある。

本当はちょっとだけ、勇気を出せば良かったんだよね。でも、彼らは普通のありふれた人々だから、立ち止まってしまう。
ラストはそれぞれ歩き出せた。関係性はちょっと変わってしまったけれど。母親、戻ってくるのではないかなあ、と個人的には思っているのだけれど。
やっぱり人間ってとても優しいものだと思う。そんな愛がありふれていると思う。ここまでショッキングな話ではなくても、毎日毎日こうして立ち止まって、また歩き出して、という事は、世界のどこにでもあふれているのだろうな。

パッヘルベルのカノンが非常に印象的。この曲、可愛いとしか思っていなかったけれど、時には賛美歌のように神々しく、時にはもの悲しく、時には切なく、ラストでは随分と優しく響いていました。こんなに色々な顔を見せてくれる曲だったのですね。


★★★☆☆(2004/4.26/ビデオ)

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『バーディ』(1984/米/ドラマ)
2006 / 04 / 07 ( Fri ) 20:04:15
ネタばれ!!



参った。参りました。泣きたい気分だ、今、すごく。
何でだろう、笑っているのに涙腺が緩む。本当はアルの空想じゃないかと思った。バーディが口を利いたこと。バーディが空を飛んだのと同じように。
この監督には毎回やられっぱなし。「ミッドナイトエクスプレス」よりはよっぽど爽やかだったけれど。何だろう、心理描写が真に迫っているというか、どきどきする。
音楽を使うのが上手だから映像がまた、テンポが上手くて。それのせいだろうなあ。素敵な映画だと思う。

あそこでバーディを死なせるのもありだと思った。それはそれで美しいから。
でも、私はあのラストシーンにしてくれたのが、すごく嬉しくて。本当に良かったと思う。全部、だまされていたのだとしても、いい。
あのラストシーンのあの気持ちを味わえるのなら。
それだけで、もう十分。

勿論、それも全てアルの空想だという解釈もありだと思う。彼もまた狂ってしまったのだと。でも、私はやっぱりバーディが本当に話してくれたという方を選ぶ。それが嘘だというなら私も狂ってまでも、そっちのラストを取る。

ラストまでが非常に重いのですよね。アルが余りに切なくなって。だからこそ、余りに鮮やかでまぶしすぎるラストがとても印象的。だからこそ、そのラストに飛びついてしまう。

ニコラス・ケイジとマシュー・モディンには始終驚かされっぱなし。
まず一番最初は何って、勿論見た目に。こんなに可愛らしかったんだねえ。二人とも。まあ、マシューは今でも、王子様みたいですが笑。非常に良かったです。


★★★★★(2004/3.4/DVD)

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