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『大脱走』(1963/米/戦争ドラマ)
2006 / 04 / 07 ( Fri ) 20:13:52
ネタばれ!!



これもまた一種の戦争の愚かしさの象徴なのでしょうね。
非常に面白い映画です。題材的にもっとずっと暗い映画だと思っていました。ずしっと重いというか。
ところが、特に前半はコメディ調とも取れるほどコミカルに進みます。危うく見つかりそうになったり、音に紛れ込ませて、脱走を試みたり、案外ドイツ兵とアメリカ人イギリス人の捕虜が仲良かったり。

私はそこでほっとしたのです。あ、良かった。そんなに辛い内容じゃないみたい、と。2時間まではその通りでした。
様々なアイディアや、仕事の分担ぶりなど非常に楽しく、また面白く作られていて飽きると言うことがありませんでした。

それが変わり始めるのが“モグラ”の彼が殺されるところ。
ああ、ここは戦場だったのだとそこで改めて事実を確認するのです。
そして脱走の夜。私はきっと計画通り、250人みんな助かるものだと思っていました。ラストシーンは脱走した部分なのだろうと。
でも、これがノンフィクションなのですね。決してはっきりとしたハッピーエンドではありませんでした。
脱走してからが大変だった。50人もの人が殺された。

これが戦争だと突きつけられたような気がします。彼ら(捕虜と軍人)はそれほど敵対しているようにはに見えなかった。
でもそれは見えなかっただけでした。
捕虜収容所において、そして捕虜が逆らわない限り、彼らは大きな諍いなど起こさないのです。
彼らには何をしても越えられない決定的な線がある。それを見せつけられた気がします。
そしてそれは本当にちょっとした違いだったと。それだけだったと、胸に突き刺さる。

やっぱり傑作だと思います。もしかすると戦争に一番近く描いた作品であるかもしれない。
だってやっぱりどうしたって彼らは人間だと言うことだけは、どんなに非人間の扱いを受けても、それだけは変わりないことだから。それなのに、それなのに。
テーマは言わずもがな、「大脱走」のマーチ、有名な曲です。よく考えると私たちは小学生の時など、このテーマで行進していたのだなあ。感慨深い。


★★★★☆(2004/4.4/DVD)

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