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『普通の人々』(1980/米/ドラマ)
2006 / 04 / 07 ( Fri ) 20:22:56
ネタばれ!



ロバート・レッドフォード初監督作品にして、何とアカデミー賞主要三部門取ってしまった作品。
この作品が受賞したのは判るし、とても良い作品。
個人的には「息子の部屋」を思い出しました。
やっぱり欧米の方々の、家族の考え方というものが良く出ていると思う。
個人的にはラストシーンも非常に良いですし、あのお母さんが出て行く結果も別に悪いとは思わないのですけれども、欲を言うならば(彼女が主演なのだから)もうちょびっとだけ彼女の最後の心理を見せて欲しかったです。ちょっとだけおいてけぼりな気がしてしまったので。

家族の崩壊、再生(個人としての)を描いたこの作品ですが、前述通りレッドフォードが監督なのです。レッドフォードがこのような作品を作るとはよもや誰も思うまい。
それほど、彼の監督としての力量の前に、とにかくこの人は非常に優しい人なんだなあ、と思ってそこに一番嬉しくなってしまう。何て言うのかな、作品が非常に真っ直ぐでしょう。彼の素の部分を見られた気がして。

凄く淡々としています。
題材は、長男は溺死してしまうし、次男は自殺未遂をしてしまう。これは映画の中で描いたら、相当のインパクトであり、かつ良い事件になるのに、敢えてそれが全て終わった後、もうぎこちなくなってしまった後の家族の描写から始まるのが、きっとレッドフォードのこだわりだったのだろうな。彼が描きたかったものがよく判る。家族のぎこちなさ。特に母親と息子の関係は抜群の描き方だと思う。父親のおどおどした姿も実に印象的。
個人的には、ラスト付近で息子が母親を抱きしめたときに、何かに気付いたように固まっていた母親が印象的。恋をしてちょっとずつ前に進み始めた息子の表情が見ていて嬉しかった。カレンが自殺してからの描写は素晴らしいものがある。

本当はちょっとだけ、勇気を出せば良かったんだよね。でも、彼らは普通のありふれた人々だから、立ち止まってしまう。
ラストはそれぞれ歩き出せた。関係性はちょっと変わってしまったけれど。母親、戻ってくるのではないかなあ、と個人的には思っているのだけれど。
やっぱり人間ってとても優しいものだと思う。そんな愛がありふれていると思う。ここまでショッキングな話ではなくても、毎日毎日こうして立ち止まって、また歩き出して、という事は、世界のどこにでもあふれているのだろうな。

パッヘルベルのカノンが非常に印象的。この曲、可愛いとしか思っていなかったけれど、時には賛美歌のように神々しく、時にはもの悲しく、時には切なく、ラストでは随分と優しく響いていました。こんなに色々な顔を見せてくれる曲だったのですね。


★★★☆☆(2004/4.26/ビデオ)

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