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愚か者は誰なのか。(ルーニーに関して)
2006 / 07 / 19 ( Wed ) 01:10:45
98年W杯アルゼンチン対イングランド戦で、シメオネの挑発に乗り、報復行為に及んだベッカムは(まあ、蹴りの強さ的にはかわいいもので、ちょいって蹴っただけなんですけど)イングランドが負けた責任を問われ、愚か者と呼ばれたことは周知の事実です。

サッカー強国は、多分我々日本人ではなかなか想像できないくらい、勝敗に厳しいもので、満足いかない成績が残せないと、理由探しに躍起になるわけです。そこで戦犯にあげられたのがベッカムでした。

さて06年W杯ですが、98年のベッカムと同じように将来を嘱望される選手で、今大会の活躍を期待されたルーニーが、同じく一発退場となりました。その結果かどうかは何とも言えませんが、イングランドはやはり敗退という結果になりました。
テレビで見ている限りでは、彼の行為(カルバーリョを踏んづけた)は故意とも偶然とも取れるわけですが(わたしは故意だと思います)、レッドカードが出るタイミングの遅さと、一発退場が厳しいという見方が優勢を占めたせいか、ルーニーの行為自体にはあまり注目されなかったような気がします。
前述のようにおそらくこの「愚か者」探しは、そのまま「敗因」探し、つまり国民(イングランドなのでこういうのはちょっと違うのですが、それ以外に言い方が判らないので一応国民と記します)の「怒りのぶつけどころ」探しに繋がるものだと思います。
98年のベッカムの行為は確かに愚かでしたが、それが敗因かと言われるとそこは難しい。ただ(おそらく)今回以上にアルゼンチン戦と言うことで国民感情が更に強かった。だから余計に過敏に反応してしまったのでしょう。

今回はと言うと、近いところではユーロ2004の因縁(イングランドPK敗退)とでも言うことは可能ですが、ポルトガルチーム自体に対する何かというよりも、もっと簡単なところにC.ロナウドの存在がいた。その結果国民がそこに飛びついたというのが今回の騒動に繋がったのだと思います。
C.ロナウドは、18歳の時にプレミアリーグのマンUに入団します。鳴り物入りで(見初められたと言った方が良いかも笑)入団した彼はめきめき頭角を現し、あっという間にスターダムをのし上がることになります。
若い才能溢れる選手にはありがちだと思いますが、彼は謙虚さとは無縁だったと言えるかもしれません(人間性はよく知らないですけど笑)。
事実、実力とは裏腹に…、いや実力通りとでも言うべきか、ピッチ内外で様々な騒動を起こしています。彼の売りは突破力溢れるドリブルそしてフィニッシュまで持ち込める、そのプレースタイルはエゴイスティックと評されたりもしています。このプレイスタイルから考えるならば彼はいつでも強気で負けん気も人一倍で、おそらくハングリーな精神でサッカーに向かっている。また、チーム内でも何回かの諍いを起こしていたり、はたまた女性関係で警察にお世話になったり、W杯直前にもファン・ニステルローイと大げんかなどという話も飛び込んできました。いくら才能溢れていたり、可愛がられていたとしても、やはり手の掛かる選手、という認識がイングランド国民の中にはあったでしょう。

そしてルーニーのレッドカード一連の流れで、C.ロナウドは幸か不幸か人一倍目立ってしまいます。ルーニーがカルバーリョにファウルを見舞った後、猛然と審判に向かったのがC.ロナウドです。
わたしはもちろんテレビでしか見ていませんので、彼が何を言ったかは判りません。けれど、その後のルーニーや他のイングランド選手の対応や、その後の情報によると、レッドカードを出すように求める内容だったという話もありました。
そしてその後の問題のウィンク。これはルーニーが退場処分になった後、給水のためにベンチサイドに戻りながら、の一幕だったと思います。ベンチに向かって彼がウィンクをした、ということで、これが「思惑通りやったぞ」という合図ではないか、とイギリスのテレビは言っていました。
これだけの材料が揃ったら、もうC.ロナウドを「敗因」に祭り上げることは容易でした。そして、それは世界中までも巻き込み、彼をヒール役に押し上げました。彼はまだ若い。21歳の青年で、言い方は野暮ですが世間を知らないとも言えるかもしれません。何より彼は負けん気が強い(少なくとも表面上は)。人生経験が浅い彼はその批判を受け流す術を知るはずもなく、その批判に真っ向から反論する発言がまたしても反感を買うことになる。
そうして彼は、いつの間にやら今大会のヒールへとなってしまった。

彼がまったく悪くないとは言いません。彼が充分に気を付けてれば避けられる問題であったことも確かです(そんなことしたらC.ロナウドじゃなくなっちゃうけど笑)。
ただ、どうにもルーニーの行為に対する批判が忘れられていると思うのです。
イングランド対ポルトガル戦が行われた当初、わたしはルーニーを心配していました。彼は確かに愚かだったけれど、イングランド全体から非難されてしまったらどうしよう、と。もちろんそれが良い方向に進むこともあるし、そういった批判に負けないほど強い精神力を持った選手もいる。けれど、中には負けてしまう選手もいるからです。ルーニーがどれほどの精神力があるか(プレーから鑑みるに未熟だな、と思っていましたが笑。ま、若いし!)わたしにはよく判らなかったので、そのような杞憂があったわけです。ところがふたを開けてみれば彼の行為はすっかり忘れられたかのよう。批判はC.ロナウドに集中していました。
これにはどうにも違和感がぬぐえませんでした。
C.ロナウドが主審の判断にどう影響したかは判りません。そして、ルーニーとはマンUでチームメイトということがまた拍車をかけたのでしょうか(おそらく何もしないことはあっても、退場に追い込むような行為をするとは思っていなかったのだと思います)。
ルーニーはあのとき明らかに苛立っていた。どうにも歯車がきっちりかみ合わないチームにもどかしさを覚えていたのかもしれません。
その結果故意にせよ事故にせよ、あのようなファウルをしてしまい、さらにはC.ロナウドを小突いてしまった。
これは紛れもない事実です。

「挑発された側ばかりが処分を受けて、挑発した側が処分を受けないなんておかしい」とジダンが記者会見で語りました。
それは確かに事実だと思います。ここでジダンが素晴らしいのは、挑発された側の行為をもかばっていない点です。
やはり挑発された側の行為もまた紛れもない事実であって、処分の対象になるという点は覆してはならないところだと思います。
ルーニーは「愚か者」ではなかったかもしれません。けれど、彼のあの一連の行為は、チームメイトの退場を望んだC.ロナウドよりよほど「愚か」であったことは確かだと言える。

この試合後のしばらくのルーニーやイングランドの行動はどうにも逆恨みの域を出ない感じがしたのはこういう理由です。
みんなルーニー大好きすぎます笑。ボバンじゃないんだから笑。
けれどもここ数日の流れを見るとどうやら、イングランド国内もルーニー自身も大分落ち着いた感じですね。
わたし個人としては今後のことを考えてルーニーにお灸を据える良い機会だったんじゃないか、と思うんですが、こんなにみんなルーニー好きなら仕方ないですかね!笑

思った以上に長くなったのでジダンに関してはまたあとで。
下調べをせず、わたしの記憶だけで書いてしまったので、話半分でお願いします笑。
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