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バンクーバーフィギュア男子シングル3:4回転時代
2010 / 03 / 19 ( Fri ) 00:29:30
99年3月。
フィンランド、ヘルシンキの会場は異様な雰囲気に包まれていた。
カート・ブラウニングによって4回転が齎されてから、ちょうど10年目のシーズンだった。
この年のworldsにおいて、ついにSPでも4回転が解禁となる。
どこか浮足立っている。
どこか、落ち着きがない。
選手たちは探り合っている。
4回転を、果たして、跳ぶのか、否か。
失敗が許されないSP。
4回転を、もし失敗するようなことになれば、要素のうちの一つが欠落になる。
それだけで、FSではもう最終グループには入れない。
入れなければ、優勝はない。
この時、総得点ではなく、順位点で決まる時代だ。
SPまでで5位以下に落ちれば、物理上逆転は不可能だった。
だが、もし、もし4回転に挑戦し、成功すれば。
その時、既にこの世界に並び立っていたヤグディン、そしてプルシェンコの一騎打ちに割って入ることが可能かもしれない。
そんな思いが交錯する中、競技が始まる。

この年、SPでの4回転解禁と共に、予選が初めて順位点をつけて実施される。
3回。
3回安定的な力を見せる必要がある。
であれば、4回転で上に行こうとするならば、4回転は一回では足りない。
そう考える選手もいるだろう。
自分の今持つ最高のレベルの技術をプログラムに入れ、更に失敗をしてはならない。
そのような空気が流れる。
4回転時代は、ある意味で挑戦に対しては、温かく、そしてシビアなものでもあった。

この前年。
長野オリンピックから4回転時代が始まったのではないかと推測する。
初めて4回転に成功したカート・ブラウニング以後、様々な選手が4回転に挑戦した。
エルビス・ストイコはミスター4回転と言われた。
長野オリンピック以前、4回転を跳べるという事がその選手の特徴に成り得た時代だ。

そして、長野オリンピック。
イリヤ・クーリックが完璧な4回転で前評判を覆してオリンピックチャンピオンを攫う。
この瞬間だ。
この瞬間に4回転は必須の時代へと大きく動き出す。
矢張り、オリンピックチャンピオンとは、象徴的だ。
そして、実に見る者に与える影響が絶大だ。


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