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さて殺人への共感とは
2005 / 12 / 12 ( Mon ) 00:30:54
殺人者への共感を呼び起こそうとする、世間の試みがある
共感、というと語弊があるかもしれない
では、理解、や納得といったらどうか?
世間兎角マスコミにおいては、殺人事件の理由探しに躍起になる
それは何故か?
上記の通り、納得したいのである
何故、彼は彼女はそのような事態に陥ったのか
何故このような陰惨極まりない事件を引き起こしたのか
そういった答えを血眼になって探す
そして何でも、例えそれがこじつけであっても自分たちが納得できる理由が見つかると安心するのだ
この心理とは一体なんなのだろうか?
殺人者の心理を理解することで一体どのような安心を得られるというのだろうか

それは殺人という得体の知れない(まず死の世界が得たいがしれないためでもある)事件を何とか自分の範疇内に(つまりそれは得体の知れるものになる)収めようとする
だがその時の心理ほど怖いものはないと思ってしまうのだ
その納得した時の心理というものは「そうかそういった理由なら仕方ない」というものではないか
殺人に対して「仕方がない」と思ってしまうこと
それは何と怖いことなのだろうか

怨恨、敵、自己防衛、家族のため、誰かを守るため

そのような理由があったなら認められてしまうものなのだろうか
それで、いいのだろうか?

理解して納得して「仕方のない殺人」といった虚像が出来上がってしまうことに何も抵抗がないのだろうか

「仕方のない殺人」は確かに「得体の知れない殺人」をなくす
しかしその「仕方のない殺人」はいつか自分がそういった理由を殺人を起こすかもしれないという可能性を肯定する
同時にそれは自分がいつか被害者になるかもしれない、という可能性を肯定する、ということも自覚すべきである

殺人を犯すか犯さないか、そこには矢張り大きな壁があると思う
例えば、それが明確なラインだとして、ラインの向こう側に渡ってしまったら、衝動に任せて殺人を犯してしまう…というものだったとしよう
上記のような考え方はこのラインを更に我々側に引き寄せてしまうものだと思う
例えそれが10メートルから9メートル99.5センチになってしまう、くらいの微々たるものであったとしてもその5ミリが意外に大事なもので、その5ミリが結果を左右させてしまう、と思う

殺人は不可解なものである 殺人は絶対に許し難い事態である
例え、どんな理由があろうとも

しかしそう思っていてもそれを意識して思ってしまったら、つまり意識してラインを10メートルに引いたとしたら、それも決して良いとは言えないと思う
それは意識してしまうと意識してそのラインを越える理由を作ることを可能にしてしまうため、である


もし誰か、大事な人が殺されてしまったときに理解のできる理由だったらそれで許せるのか?
所詮、その理屈は他人事であるから出てくるこその理屈であるかもしれない

それでも理解のできる殺人、理由のある加害者、殺されるに足る被害者、殺すに足る加害者が蔓延するこの世の中は、誰しもが加害者予備軍であり、また同時に被害者予備軍である
そのような不健全な事態に今なろうとしていることこそを、実に不可解であり、恐ろしいことだと思っているのである



そういえば同じ事が少年犯罪でも起きていましたね
得体の知れないものがどれほど大人に不安を与えるものなのか
世間の、大人の、臆病な部分が現れたものでした

ところで「バトル・ロワイヤル」の意義は、何と言っても「人を殺したくない」と思っても、それではコントロールできない結果というものを描ききったものでしたね
結果だけ見ればただの殺人であっても、内実は違っている、という
それは理解はできていても納得はできないものだと思う
それを納得できる範囲に描き出した それは本当にすばらしいと思う
また引いては、現代未だに続く戦争についても考えが及ぶようにもなっている
つまり、戦争を起こしている国とて、平和を望んでいる、ということ
誰もが平和を望んでいれば平和になる、という夢想を打ち壊した、ということ
現在でも世界は、誰もがおそらく全員が平和を望んでいる
それでも平和にはならない
それが現状なのである
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