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『グッバイ、レーニン』(2004/独/ドラマ)
2005 / 12 / 27 ( Tue ) 02:06:16


再生の鮮やかさ


ネタバレしてます

何て言うか全体的に中途半端な感じが否めない気がしてしまう
元々私はドイツびいきだったりして、そしてこの映画に対してもとんでもない期待をしてしまっていたりした訳なのだけれど
アイディアとかそういう点から行くとこの映画は非常に秀逸なのだけれど、その浄化の仕方がイマイチといったらイマイチかな
私はあれですよ、もっとすっきりした誇張した感じのからっとしたコメディを考えていたわけです(それこそノッキンオンヘブンズドアの前半のような。この映画は最高だったからね。明るく描いている前半から死という重いテーマの描き方、そしてラストシーンへの移行の仕方)
というか、そうしちゃってもよかったんじゃないかと思います
でもそうするにはもしかしたらこのテーマでは出来ないのかも
スタッフがドイツ人で
どうしたって、彼らは当事者な訳だから、私情やらなにやらそれ自体をまるっきり舞台としてだけで描けないんじゃないかと思うのですよ
事実、この映画は少し政治的描写が多いんじゃないかとも思うのです
私は青年の母親への愛、そして家族への愛を描きたいなら、彼が母親にショックを与えないようにがんばるそれ自体を、もっと大げさな誇張した部分で、それをさらにばかばかしく描いてほしかった
重く描かれたらこの映画見ていられなくなってしまいますから
それでもこの映画は私結構好きです
アイデンティティを失いかけた東ドイツがもしかしたら主役なのではないかとも思いました
それは東ドイツ人を含めて
でも、主人公の一番の親友は西ドイツ人だったりして
そんな細かな描写がちょっとほんわかしたりして
本当は彼自身がこうあってほしいドイツの姿を作り上げたわけで
そして、この映画を見ていて一番伝わってきたのは、アレックスの母親への愛情ではなく、どちらかというと母親の息子への愛情が伝わってきました
おそらく母親は見守った
子どもの愛情は時に押しつけがましく、独りよがりになりがちです
それをすべて受け入れて、あえて何も言わず、母親は天国まで持って行った
彼女が自分の命を賭けて、主人公の気持ちにくんだ
このラストはかなり好きです
結局ね、結局本当に母親の愛とはすごいものです
ちょっとした小さなエピソード、特に友人と一緒に作り上げるテレビ番組なんかは実にほほえましかったです
ドイツならではのほんわかした温かさも感じることが出来ました
少し、暗かったけれども
もしかしたらそんなとこも含めてこの映画は実にドイツ映画らしいドイツ映画なのかもしれません

彼の作り上げた理想の世界はもしかしてただの理想論ではなかったのかもしれない
もしかしたら将来ドイツがたどり着いたかもしれない姿かもしれないし、もしかしたら東ドイツがたどり着いていた社会主義の世界かもしれない
ラストの家族の再生(気持ちではなく)の物語と同時に鮮やかに再生するドイツの姿は少なくとも私の気持ちの中ではそれが本物になった
そして母親とアレックスの心の中でも
それが鮮やかで、いま鳥肌に襲われているところです


★★★☆☆(2005.1.5/DVD)


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